わんダフル・デイズ

横関大さんの「わんダフル・デイズ」を読みました。
作風によっては無理!となるこの作者さん。
短編連作の途中で、クズ男をクズからマシな男に魅せてくれたので「上手いな!」と思いました。
上から目線な感想ですみません。
盲導犬訓練所で謎にぶちあたるのも珍しい、ほっこり物語かと思いましたが読後は違います。
最後の話しは涙なしでは読めませんでした。
親がいなくなり、大学受験を迎える弟を扶養するために21歳で働く兄が交通事故で母親、娘、盲導犬の命を奪ってしまう。
どんな理由であれ、奪った命は戻りません。
弟の立場で犯罪者ではないけれどもちろん大学には行けず、人生も過酷になる。
遺族からしたら、弟が盲導犬を育てるなんて許せない。 
つらいくいろいろ考えさせられる最後でした。